肥料とは

BB肥料、配合肥料とは?

BB肥料のBBとは、Bulk(バルク、粒状のバラ)とBlending(ブレンディング、配合)の頭文字をとって名づけられた肥料です。BB肥料の発祥地アメリカでは、バルクブレンダーと呼ばれる業者が、バラ原料の混合から施肥まで一貫して行なう施肥方法です。
日本では粒状配合肥料(granular blending fertilizer)とよばれています。
BB肥料は配合肥料の一種であり、配合肥料とは2種以上の粒状、粉状又は顆粒状の原料や、有機原料などを混合したものを一般的には配合肥料と呼んでいます。BB肥料とは粒状の原料だけを混合した肥料です。

BB肥料、配合肥料の特長

〈産地からのニーズに対応します!〉

肥料原料の種類や配合割合を変えることにより、作物、土地、土壌特性、土壌診断結果に基づく肥料を低コストに製造する事が出来ます。
 事例:さとうきび肥料(有機BB370号、BB500号、BB699号、他)、大東1号など

〈特産作物や沖縄県栽培基準に適合した肥料です!〉

沖縄県は、亜熱帯気候を活かした様々な特長ある作物があります。
これらの作物に対応する肥料、また県が策定した栽培基準に適合した肥料を開発しています。
 事例:マンゴー専用1号、パイン新1号、イモ専用肥料、銘茶2号など

〈緩効性肥料の配合で、施肥作業の省力化ができます!〉

作物の肥料成分吸収パターンに適した緩効性原料を配合した肥料を開発しています。
 事例: きび一発くん、レタス専用肥料(2作一発施肥)、タイモ専用肥料など

〈環境にやさしく、土づくりにもお役に立ちます!〉

カニガラ、米ヌカなどの有機質原料やハイパーCDU等を配合した肥料は、環境にやさしく、土壌の微生物環境の改善に期待できます。
 事例:カニガラ有機、有機684(有機80%)、ハイパーCDU566など

BB肥料と化成肥料の相違

〈製造方法の違い〉

化成肥料が各肥料原料を混合しながら化学反応を伴って造られる肥料に対して、BB肥料は2種類以上の肥料原料を物理的に混合しただけであり、同じ原料を使用して様々な養分バランスの肥料を製造する事ができます。

〈製造コストの省エネ化〉

肥料製造の過程で、造粒・乾燥・篩別の工程がなく電力のみの使用となる為製造コストが大幅に抑えられています。

〈小ロットでの生産や、現地銘柄への対応が可能〉

化成工場が少品種大量生産に向いているのに対して、BB肥料は肥料原料を混合するだけなので、銘柄の切替が容易で、土壌分析に基づく地域銘柄の製造が可能です。

BB肥料と配合肥料(無機・有機入り)と化成肥料の相違



BB肥料
(粒の揃った原料を配合しており、
撒きムラが少ない)


無機配合肥料
(粉状・顆粒状の原料を配合している。
多少撒きムラがある)


有機入り配合肥料
(油粕等の有機質原料と硫安等の
無機質原料を配合している)


化成肥料
(一粒の中にN・P・Kが
含まれている)

主なBB肥料



BB硫安


BB塩化加里


18/46燐安


大粒尿素

主な配合原料(無機質・有機質・微量要素)



BB肥料と粉状配合肥料原料の粒径の違い


粉状硫安(左) と BB硫安(右)

粉状塩化(左) と BB塩化(右)

BB肥料と化成肥料の製造方法

 

配合設備フローシート

配合のしくみ拡大図

工程
各原料(A,B)を計量後、第1配分機で第1混合槽(20室)へ均等に配分する A,B各500kg計量、合計1000kg
各室A=500/20=25kg、B=500/20=25kg。
(25kkg+25kg)×20室=1000kg
第1.混合槽に配分された原料を1→8→15→2→9…の順に各室から第2配分機を通して第2混合槽(20室)へ均等に配分する 各室A25kg/20=1.25kg、B25kg/20=1.25kg。
(1.25+1.25)×20=50kg。
第2混合槽全体では、50kg×20室=1000kg
第2混合槽の各室には第1混合槽の各室の20分の1の原料が積み上げられていく
(累積配合方式)
第2混合槽の原料を第1混合槽と同様に各室から順に下の製品タンクへ送り込む。
以上のような工程を経る事により、混合することなく、原料が均等に混ざり合って製品となる。
(上から順に積み上げる事により、各原料どうしの摩擦が軽減され、粉が出にくく、かつ均等に配合することが出来る)

BB肥料・配合肥料とは

BB肥料のBBとは、Bulk(バルク、粒状のバラ)とBlending(ブレンディング、配合)の頭文字をとって名づけられた肥料です。BB肥料の発祥地アメリカでは、バルクブレンダーと呼ばれる業者が、バラ原料の混合から施肥まで一貫して行なう施肥方法です。 日本では粒状配合肥料(granular blending fertilizer)とよばれています。

BB肥料は配合肥料の一種であり、配合肥料とは2種以上の粒状、粉状又は顆粒状の原料や、有機原料などを混合したものを一般的には配合肥料と呼んでいます。BB肥料とは粒状の原料だけを混合した肥料です。


BB肥料・配合肥料の特長

 

産地からのニーズに対応します!

・肥料原料の種類や配合割合を変えることにより作物、土地、土壌特性、土壌診断結果に基づく肥料を低コストに製造する事が出来ます。 事例:さとうきび肥料(有機BB370号、BB500号、BB699号、他)、大東1号など

 

特産作物や沖縄県栽培基準に適合した肥料です!

・沖縄県は、亜熱帯気候を活かした様々な特長ある作物があります。これらの作物に対応する肥料、また県が策定した栽培基準に適合した肥料を開発しています。 事例:マンゴー専用1号、パイン新1号、イモ専用肥料、銘茶2号など

 

緩効性肥料の配合で、施肥作業の省力化ができます!

・作物の肥料成分吸収パターンに適した緩効性原料を配合した肥料を開発しています。 事例:レタス専用肥料(2作一発施肥)、タイモ専用肥料、きび一発くんなど

 

環境にやさしく、土づくりにもお役に立ちます!

・カニガラ、米ヌカなどの有機質原料やハイパーCDU等を配合した肥料は、環境にやさしく、土壌の微生物環境の改善に期待できます。 事例:カニガラ有機、有機684(有機80%)、ハイパーCDU566など

 

BB肥料と化学肥料の相違

 

製造方法の違い

化成肥料が各肥料原料を混合しながら化学反応を伴って造られる肥料に対して、BB肥料は2種類以上の肥料原料を物理的に混合しただけであり、同じ原料を使用して様々な養分バランスの肥料を製造する事ができます。

 

製造コストの省エネ化

肥料製造の過程で、造粒・乾燥・篩別の工程がなく電力のみの使用となる為製造コストが大幅に抑えられています。

 

小ロットでの生産や、現地銘柄への対応が可能

化成工場が少品種大量生産に向いているのに対して、BB肥料は肥料原料を混合するだけなので、銘柄の切替が容易で、土壌分析に基づく地域銘柄の製造が可能です。

BB肥料と配合肥料(無機有機)と化学肥料の相違


BB肥料
(粒の揃った原料を配合しており、撒きムラが少ない)

無機配合肥料
(粉状・顆粒状の原料を配合している。多少撒きムラがある)

有機入り配合肥料
(油粕等の有機質原料と硫安等の無機質原料を配合している)
化成肥料
(一粒の中にN・P・Kが含まれている)

主なBB肥料


BB硫安

BB塩化加里

18/46燐安

大粒尿素

BB肥料と粉状配合肥料原料の粒径の違い



粉状硫安(左)とBB硫安(右)


粉状塩加(左)とBB塩加(右)

BB肥料と化学肥料の製造方法

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配合設備フローシート

配合のしくみ拡大図

工     程
①各原料(A,B)を計量後、第1配分機で第1混合槽(20室)へ均等に配分する
②第1.混合槽に配分された原料を1→8→15→2→9…の順に各室から第2配分機を通して第2混合槽(20室)へ均等に配分する
③第2混合槽の各室には第1混合槽の各室の20分の1の原料が積み上げられていく。
(累積配合方式)
④以上のような工程を経る事により、混合することなく、原料が均等に混ざり合って製品となる。
(上から順に積み上げる事により、各原料どうしの摩擦が軽減され、粉が出にくく、かつ均等に配合することが出来る)